2019年。
MCU作品の集大成的作品。興行収入歴代1位(2020年現在)の映画だそうです。
ラスボスサノスとの最終決戦を描いています。
私は一応これまでの最初のアイアンマンから最後のエンドゲームまで全部のMCU作品を見ています。1回だけの鑑賞なので記憶が剥がれ落ちてる面もあります。
シリーズで出演者数最多なので事前にキャラ名とかを復習しておいたほうがいいかと思います。
私は今までのシリーズでこの名前誰だっけ?ってことが特にキャプテン・アメリカ(キャプテンとかスティーブとかロジャースとかみんな別々の名前で呼ぶからこんがらがる)であったためその都度調べていたためか割と人の名前と顔が一致する状態になっていたため一応はついていくことが出来ました。
流石にクライマックス中のクライマックス、10年の集大成というだけあっててんこ盛りでオールスター感謝祭みたいなお祭り感は凄まじく特にラストの大戦は今までで一番の盛り上がりを見せたと思います。ただ、同時に気になる点も何点かあるというような感じでした。
序盤の展開は意外や意外。インフィニティ・ウォーで勝利し目的をやり遂げたサノスが農園で隠居生活を送っているとこをヒーローたちがぶっ殺してしまいサノス撃破。あれ?終わっちゃった、これからどうすんねん。ということで元の世界に戻すためにタイムスリップみたいなドラクエ11の過ぎ去りし時を求めるみたいな展開に。
そして過去作の場面に侵入してストーン奪取のミッションをするところは絵的にバック・トゥー・ザ・フューチャー2を思い出しました。そこで新たなトラブルを出しつつも目的を達成するわけですがその過程にワクワクしました。ロキとかいう自在に化けれるキャラも何気に伏線っぽくなっていてロキが化けてんじゃ?ということでリアルキャプテン・アメリカ同士が戦ったり他にも面白い絵面がありました。
このエンドゲームのために過去作でその過去作内で未回収にしてある余白的なエンドゲーム専用の伏線を仕込んでいてエンドゲームで回収されるなんて展開があったらもっと神だったんですけど流石にそこまで要求するのは難しいでしょうね。
そのミッションの途中でサノスがヒーローたちの魂胆に気づいてなんとか阻止しようとし出す展開も面白いですね。ここで争奪戦でもするのかと思いきや全部集まったところを総取りするということになりました。確かにその方が合理的です。ベジータもそうしてましたし。
最後はヒーロー軍とサノス軍の大戦争が行われキャプテン・マーベルも再度登場。インフィニティ・ウォーの続きが見たくていきなりエンドゲーム見ちゃおうかなという誘惑もありましたが結構キャプテン・マーベルはエンドゲームで美味しいところを持っていくためスルーしなくてよかったです。
合戦のシーンはやっぱりすごかったですね。なんかキャプテン・アメリカが覚醒しちゃってソーの立場ねーじゃんみたいなことになっていましたがアイアンマンのいい意味でのライバルポジションなんで釣り合うように覚醒させたのかな?なんて思っちゃいました。
そしてアイアンマンの指パッチン。あのいけ好かないクソ野郎だったアイアンマンがこんなことをするようになるなんて最初のアイアンマン1を見た時に誰が予想したでしょうか。結局アイアンマンに始まりアイアンマンに終わったというのがアベンジャーズの印象ですね。
終わったあとのエンドロールがめっちゃかっこよかったですね。あのサインのやつ。
集大成的作品ですが3分の2がタイムスリップということでもっと大戦に尺をとってほしかったかもな感じもしましたがインフィニティ・ウォーからの流れだともうそうするくらいしかないので致し方ない展開かもしれません。
タイムスリップハートも過去作を見てきたファンに向けてのファンサービス感も感じました(過去作を見ているとお得)しクライマックスでの盛り上がりは最初にアベンジャーズを見た時くらい興奮したので細かいことは考えずいい面に意識を向けて見るのが吉です。
ファンだからこそ失望したという人もいるとは思いますが、基本的にMCUを全部見てきた人、何回も見てきた人ほど興奮や感動の深さが深いと思います。つまみ食い的にアベンジャーズ1,2,(2.5的なシビルウォー)、3だけでなく全部見てから見たほうがやっぱりいいですね。
手放しに最高とは正直言えないけれど、やってくれた!スタッフはがんばった!というのがエンドゲームまでのMCU22作品を見た上での感想です。