2019年。
MCU作品フェーズ3最後を締めくくる作品です。
エンドゲーム後の世界が舞台。
4属性のモンスターが敵かと思いきや壮大な自作自演集団が敵でホログラムテクノロジーとスタークメガネで人々に幻術を見せるという意外な展開に。
今回のテーマはフェイクで現実と幻が見ているこっちもごっちゃになって今見てる映像はどっちなの~という混乱が楽しかったです。
ラストはおなじみの街を滑空するシーンで締めくくられ・・・と思いきや次回予告的なもので大変なことに・・・という伏線で終了。
最後にさらなるフェイクのネタバラシがありやられたなぁ~という印象です。
ただ展開がやや強引で都合を感じさせるものもあり、例えば偽ヒーローにメガネを渡す下りはもうちょっと時間かけてそれなりの関係を築いたあとで譲れよとは思いました。
ただ、主人公が地元のヒーローからスタークの後継者になっていくまでの葛藤は描けてました。
前作で近くにいる友だちの一人だったMJとの恋がやっと動き出しました。てかもうバレちゃいましたけど。
有能ぽっちゃり君のひと夏の恋なんかも描かれます。あと何気に学校の先生のキャラが好き。
これ単体でもトリッキーで中々面白かった作品でした。
フェーズ3もこれで終了。サノスの件も一段落で今後MCUはどうなってしまうんでしょうね。楽しみもありますがいつまで続くんだろうというのもあります。MCUは最も興行収入を稼ぎ出すドル箱シリーズ映画なんで今後もバンバン作り続けることだろうとは思います。
ただ売れた漫画が編集の意向で薄めに薄めたカルピスのようにダラダラ長く連載して微妙になっていくという事例も少なくありません。MCUもそういう可能性を内在しています。そんな危惧も若干ありつつもそれが杞憂に終わることを願ってやみません。