映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】エリザベス(1998)

1998年。

ケイト・ブランシェット主演。

 

16世紀イギリスが舞台です。カクテルのブラッディマリーの元ネタのイングランド女王メアリ1世崩御に伴い25歳という若さでイングランド女王になったエリザベス1世が主人公です。

 

最初はふわふわしている感じのエリザベスでしたが国民が戦争の犠牲になったり、暗殺の陰謀、人間的にクソなやつと縁談を組まされそうになったり、自身の暗殺未遂等により少しずつ変わっていき、恋仲のロバートの裏切りから変貌が加速し、メアリ・オブ・ギーズ暗殺を指示したり反逆者たちを全員虐殺するということになり、最後は英国と結婚しバージンクイーンと呼ばれるようになるという感じです。

 

最初は傀儡という感じでしたが段々と自分を持つようになり非情な決断も下せるようになっていく成長?の過程がゾクゾクします。

最後の坊主頭にかつら白塗りの姿はどこかフリーザ様最終形態を彷彿とさせ思わずゾクリときました。

 

今では一級品の女優となっているケイト・ブランシェットがまだ新人に毛が生えた程度の知名度だった頃の作品のようですが静かなる恐怖が伝わってきて中々いい演技をしていると思います。

吹替は日本女優の高畑淳子さんが担当していましたけどこちらも中々良かったです。

ケイト含め侍女役の女優さんもきれいな人が多いので目の保養にもなります。

 

当時のカトリックプロテスタントの派閥争いとかを事前にインプットしているとより楽しめる作品なんじゃないかと思います。