映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】プライベート・ライアン(1998)

1998年。

スピルバーグ監督の戦争映画。

 

舞台は第二次大戦中。

大雑把にするとダンケルクの話→フランスがナチスドイツに降伏、次のナチスの標的はイギリス→イギリス空軍とドイツ空軍の戦い(バトル・オブ・ブリテン)にイギリス勝つけど満身創痍、援軍ほしい→ドイツと同盟組んでた日本がアメリカの真珠湾攻撃アメリカ、日本に宣戦布告・ドイツ、アメリカに宣戦布告→アメリカはイギリス側につく、イギリスありがたい→連合軍、フランスを解放しドイツに攻め入るための上陸作戦(ノルマンディー上陸作戦)開始がこの映画の冒頭(回想抜き)です。

 

上陸作戦のシーンは冒頭20分くらいでグロいですが臨場感があります。

そこから1人の兵士を見つけてくるというミッションが。仲間の中で犠牲が出ちゃったりで内輪もめもありつつリーダーのトム・ハンクスが引っ張っていきます。

ライアン見つけたけど別人だったぞふざけんな的なエピソードをはさみつつやっと真打ち登場。本物が見つかります。

 

この本物のライアンであるマット・デイモンが出てきておっ、グッド・ウィル・ハンティング書いちゃった仲良しコンビここにあり、と思いきやここで今までベン・アフレックだと思っていた人がエドワード・バーンズという違う人だということに気づきました。ベン・アフレックのわりに背が普通だったのでちょっと変だとは思っていたんですけど。

 

本物のライアンは上からの命令?ふざけんな俺はここで俺の任務をまっとうする!とか息巻いて予想外の展開に。そして一緒にドイツ軍と戦うことに・・・という流れです。

 

 

感想は良かったですねぇ。

今まで見た兵士が主人公の戦争映画では一番かもしれません。

通訳で連れてこられた実戦経験がない人というのが仲間の中にいて彼の視点で物語を見ていた気もします。

彼以外は戦争の猛者で平和な日本に住んでいる自分が真の意味で軍人である彼らに感情移入するのは難しいです。でも実戦経験がないパンピーに近い彼がいたのでもし自分があの戦場の中にいたら・・・というのを少し想像出来た気もしました。

もうクライマックスの橋の戦いでは「よっしゃ撃て」「火炎瓶どっかーん、いえーい」「あ、戦車来たぞ逃げろ」「あ、終わった・・・(上の方にいる仲間が戦車の砲台にターゲッティングされたとこ)」「よく見つかんないなぁあの人」「ああ、いいデブがやられた」「どうしちゃったの?トムハンクス」と自分でも驚くほど戦争の世界に没入できていました。

終わり方も静かながらもじんわり来るいいもので、私がアメリカ国民だったら号泣してそうです。

 

終わってびっくり、なんとこの映画3時間弱もありました。私はてっきり2時間くらいかと思ってました。

3時間が2時間に感じられるくらい時間がすぎるのがあっという間。

見てすっきり感もあり、予想以上にいい映画でした。