1994年。
トム・クルーズ、ブラピ他
ヴァンパイアになった男の半生を描いた作品です。
ヴァンパイアはお子様にもわかりやすく言うと鬼滅の刃の鬼です。人間の血が大好きで日光にあたると死滅します。
きめつと違うところはトム・クルーズの血を与えないと噛まれた人そのまま死にます。
7年くらい前でしょうか午後ローでカット版を見たことがありますが内容は忘れました。
女性の血を吸うシーンは官能的で美しくもあります。ただそれは血を吸う側がトムやブラピだからであっておっさんのヴァンパイアだとこうはならないつまりただしイケメンに限るというのはヴァンパイアにおいても成立する・・・なんてくだらないことを考えてしまいました。
パッケージ写真にはトム・クルーズが写っていますが実質的な主人公はブラピです。
インタビューを受けているブラピの回想という感じで物語は進行していきます。
ブラピ、トムに続くキャストとして子役時代のキルスティン・ダンストが出てました。サム・ライミスパイダーマンのMJですね。子供の姿のままヴァンパイアになってしまった女性の葛藤を上手く演じました。表情もナイスで目の演技が怖いと思いきや次の瞬間には普通に甘える女の子になっていたりと芸達者やなこの娘と感心。文句ない存在感でした。
トムは前半で退場(最後にちょろっと出てきますが)なのが意外でした。
あとバンデラスも後半で出てきます。
ちなみに劇場で脱がされていたブロンドの女性を演じていた女優さんはロール・マルサックという方みたいです。
中世~合衆国誕生~現代と幅広い時代の変遷を描いていますが、雰囲気やBGMもそれに合わせて変わっていき、最後は現代になってノリノリのエンディングで終わって謎の爽快感があります。
絵的にはエログロ、話的にはブラピのヴァンパイアとしての葛藤だったりキルスティンへのなんともいえない愛だったりを描いていて何かいけないものを見ているような気もしましたが割と面白かったです。
ただ、ブラピやトムのヴァンパイア姿は正直美しいというよりなんか変・・・という印象でした。やっぱ普通の人間のトムとブラピがいいです。