映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998)

1998年。

 

コナン劇場版2作目。

灰原加入前の少年探偵団はいいですね。私自身は灰原加入前は単行本を集めていて灰原が出てくる前くらいにコナンを卒業してしまったのでこの頃のコナンが私にとってのコナン(思い出補正)なんですよね。

 

前置きはこれくらいにしておいて今作ですがまず設定が面白いですね。トランプになぞられた殺人事件で人の名前にトランプの数字が入っていてどんどん狙われていくというもので面白いです。

 

冒頭の若い頃の小五郎が村上を逮捕した際のエピソードもいいですね。ちょっと逆転裁判のDL6号事件っぽい感じです(逆裁の方が後ですが)。

 

前半はヘリコプターを緊急着陸したりさすが劇場版コナンという規模の大きさを体感。ただ後半は犯人は丸わかり。ただ動機が見当たらなかったためなんかんだで中盤も楽しむ事ができました。

 

犯人の動機はしょーもない美学やプライドを傷つけられたみたいな時計じかけの摩天楼の犯人みたいな感じでした。モデルの女はまぁわかるにしても他の連中は殺すほど?と思っちゃいましたし。

 

犯人は演じている声優さんが中尾さんということもあり完全にブチギレ時のフリーザ様になっていて面白かったです。

 

ラストは小五郎に拳銃を渡すのかと思いきやそのまま撃ってちょっとびっくりしました。でも話の流れ的にまぁこっちかなという納得はあります。ただ銃を撃つということの重さは驚くべき軽さで全く皆無。まぁ子供向けアニメなんで許されるかなという感じです。

 

 

全体的に楽しめましたし、途中でタイタニックとかポセイドン・アドベンチャー的な規模のでかい展開もあったものの、どこか物足りなさも一方で感じてしまいました。それは多分犯人が途中で丸わかりだったことに尽きると思います。ワイとかハウダニットよりフーダニットのほうが個人的にはいいんですけど。

それを含めてもやっぱり面白く楽しむことができました。