当方ストリートファイターシリーズのキャラはだいたい知っています。
なのでこの映画と原作との違いは気になりましたが、映画は映画の設定がありそういう方向性なんだということで見進めていきました。
まずチュンリー役がかわいいのが良かったです。まず前提としてここが可愛くないとこの映画は最後まで見られなかったと思います。太ももの細さに不満はあるものの可愛いので許せます。
ただ例の水色のチャイナ服(ブルーっぽい修行着を着るところはありますが)はクライマックスでも登場せずありがちな黒服だったのが残念です。
ベガの娘にベガが自分の良心を移動させたというような設定がありつつも娘を愛する良心のようなものがあるというのはなんなんでしょう。しかもその娘が自分の弱点になるしよくわかりません。
そのベガですが一向にサイコパワー使う気配ないなと思ったら最後までまっとうに己の拳(竹少々)で闘う武人でした。
ゲンが原作の白髪の爺さんじゃなくてアジア系の40歳くらいのマキダイ似の男性で春麗の師匠となります。
昔シャドルーに所属していたが後に組織を抜けまっとうな道を歩んだというところはサガットに通じる設定があります。
しかしなぜゲンは気功拳を使えるっぽいのにバイソン相手に使わなかったんでしょうね。バイソンと言えばバイソンは結構出番が多かったです。しかしそれに引き換えバルログはそのへんの雑魚と扱いが変わらなくて残念。ナルシストキャラですらなくただの仮面を被った爪男で仮面の下も縄文系のアジア人。出番がめちゃめちゃ少ないのでバイソンと声が同じ人かと思ったら千原兄弟でした。声そっくりですね。
ナッシュ役の人がキアヌ・リーブスっぽい顔をしているのがずっと気になっていました。ベガに殺されもしませんし、ソニックも撃ちません。春麗にスポットを当てたためか親友のガイルも出てきません。
原作ファンで原作へのリスペクトや忠実さを求める人が見ると肩透かしもいいところだと思います。原作を全く知らない人が見てもB級アクション映画に見えてしまうんじゃないかと思います。
ただチュンリーは綺麗ですので、チュンリー役のクリスティン・クルック目当てで見るのもいいかと思います。