2016年。
HK/変態仮面の続編。
前作は高校でしたが今回は大学。
感想としてはスケールがでかすぎて微妙でした。
柳楽優弥のカニとの戦いはまんまスパイダーマンですし、最後のバトルも予定調和。
前作もそうでしたがこのシリーズはラスボスとラスボスの右腕がいてそれぞれ同じくらい、もしくはラスボスの右腕との戦いのほうが長いというバランスになっていてラスボスのムロツヨシが半ばネタキャラと化していて先が読めてしまう点が微妙です。
ストーリー全体に漂うマンネリ感、中だるみ感も半端ないです。メリハリがイマイチで変態仮面がかっこよく活躍するシーンが少なく葛藤で思い悩むシーンが多いのもアレでした。呪いのパンティーというストーリー上の都合はわかるんですけど見栄え悪し。
安田顕も出てました。前回は偽変態仮面役でしたが今回は変態仙人(祖父)役でした。使いまわし・・・と思っちゃいました。が、唯一笑えたのが安田顕の常軌を逸した演技だったのも事実です。
あと尺の引き伸ばしも目立ちましたね。前作は刺客として結構目立つ佐藤二朗を始めとして大東駿介とか3人くらい出てきたあとに右腕の安田顕の偽変態仮面が出てきておりレパートリー豊富でしたが、今回は大学の女教授と柳楽優弥と序盤の掃除機くらいしか満足な敵役がおらずボリューム不足感は否めません。
柳楽の他にきっとサプライズゲストがくる!と思っていましたが結局柳楽でひっぱったため尺が微妙に余ってしまっていたように感じました。
ゲストは一応いましたがYoutuberとかでショッカーみたいな端役でした。
クライマックスもやはり微妙で清水富美加で尺稼ぎしてんなと思いました。
オープニングはマーベル映画のパクリでワクワクしたんですけどはっちゃけすぎてスケールがどんどんでかくなっていって置いてけぼりでした。
もちろんどこまでもでかくなるスケールについていける人にとってはやってくれた!と思えるかもしれません。
第三弾はあるんですかね?こういうのって海外だと3部作モノが少なくない気がしますが。個人的にはネタが底をついてるためないと予想します。