2015年のパニックホラー映画。
スマートグラス(一昔前に話題になったグーグルグラスのようなもの)越しの視点の映画です。
一人称視点のパニック映画ということで最初のクローバーフィールドに似ています。
前半は異国の街を満喫するホームムービーみたいな感じでとくに面白いことは起こりません。
後半は街に異変が起こります。
やたらでかい怪物とか感染とか。でもでかい怪物はちらっと出てくるだけです。主人公たちは終盤トンネルにいるので。
演出面では緊迫シーンでグラスの誤作動で陽気な音楽が流れたり、へんなおじさんがいきなり自転車でおどかしたりその演出は必要なのか?というイラッとする演出もあります。
仲間たちと兵士の喧嘩とかも不快です。
逃げようとするときにグラスのグーグルマップ機能でやっとグラスが役に立つと思いきや一瞬出てきただけで結局使いません。
画面も見づらく、クローバーフィールドと違い緊迫感がありません。同行者は次々と結果的に死んでいくんですけど。
終盤は怪物になったお兄ちゃんをグラスで見破ったりします。でそのお兄ちゃん道案内してくれます。
最後は助かったと思いきや感染していて怪物になりグラスをつけたままどこかに飛んでいきます。人間として生き残ったのは主人公の恋人だけでした。
実に微妙な映画でした。見て損はありませんとはとても言えません。