2018年。
スパイダーマンのアニメ映画です。
私はスパイダーマンの原作も見てませんし、昔サム・ライミ版スパイダーマンの3部作を見たくらいです(内容はほとんど忘れてます)。
スパイダーマンといえば実写のイメージがありますが、この映画はアニメです。主人公も黒人の子供。
その子供が徹頭徹尾一人で難題をクリアしていくのかと思いきやそうではありませんでした。
未熟ですので教師役のスパイダーマンとして別次元から先輩スパイダーマンがやってきて教えます。他にもいろいろな次元からスパイダーマンがやってきてスパイダーマンのパーゲンセールになります。
まず映像表現がすごいです。常識の枠を超えた映像表現で実写には出せないアニメならではの映像表現をこれでもかと見せています。
カメラワークとアクションも迫力あります。
スパイダーマンたちの一部はアニメや劇画チックなデザインをしているにも関わらず画面に溶け込んでるのはすごいと思いました。
演出も漫画チック。
ストーリーは王道のヒーロー物を基本として未熟な主人公の成長、親子愛、友情などありふれたテーマを扱っていますが、ありふれているがゆえに普遍性もあり、またそれらの要素が違和感なく混ざり合っていて、また伏線とその回収もしっかりしています。なのでまとまりがあり、のどごしも良い。見終わったあとにスッキリ。見てよかったなぁと思いました。
ただ、個人的にはおじさんがダークサイドに堕ちた理由が気になりました。まぁ大人にはいろいろあるんでしょう。
最後にヒロインと主人公が安易にキスしなかったのもいいです。
お子様にもオススメです。