1989年。
ハリソン・フォード、ショーンコネリー他
ワクワクがとまらない考古学者の冒険活劇シリーズ3作目。
1作目2作目は、冒険の過程でヒロインと仲良くなって妨害工作をも跳ね除け宝ゲットならずとも人助けでプライスレスな心のお宝をゲットしてヒロインと結ばれるという王道構成でしたが、3作目の至上命題(主にマンネリ打破)のためか若干今までとはやや変化球気味になっていますが、シリーズの源流とも言うべき王道冒険ロマン路線の本質は変えておらず新要素を入れつつもうまくまとめ上げていると感じました。
とは言え今までとの主な違いはヒロインという主人公と行動をともにする相棒ポジがオヤジに変わったくらいでだいたいいつもと一緒です。
まず冒頭でいきなりリヴァー・フェニックス登場。個人的に映画の中で彼を見るのはスタンド・バイ・ミーに続いて2回目。勿論青年となった彼の容姿は画像検索で知る所ですが動いている青年姿をスクリーンで見るのは初めて。ジョーンズの少年時代を演じているんですが超イケメン。字幕で見ていたんですけど顔にばかり目がいってしまいセリフが全然頭に入ってきませんでした。誰しもがもし行きていたら今頃大物になっているというのも頷ける感じでした。
オヤジ役は先日逝去されたショーン・コネリー。ジョジョ第4部のジョセフ・ジョースターを彷彿とさせる出で立ちで老練の知識や人生経験を武器に戦います。鳥の群れに向かって傘をばしゃばしゃしてバードストライクで戦闘機をやっつけたりする一方で息子と一緒に乗った飛行機でマシンガンを敵機に向かってぶっ放している最中に勢い余って自分の飛行機の尾翼を射っちゃって不時着したりおっちょこちょいな面も。
そんなオヤジも昔はやんちゃで息子同様家族ほっぽりだして冒険に出かけてしまったり、母親の病死の件もあり親子仲は微妙でしたが、親子愛を発揮するシーンもちゃんとあり、そこもテーマの一つになっています。
シーンについてはいいのがいっぱいありますが最後の見えない橋のところが見せ方が斬新でおっ、と思いました。カイジっぽい。
そして終盤はやっぱりファンタジー色が色濃くなっていくものの1作目のようなポッと出感はなく流れも面白いのでOKです。
このシリーズはとにかくワクワクしますね。冒険心やロマンをくすぐられるというか。
最後のシーンはなんとなく見たことがあったのでおそらくテレビで見たことがあると思いますがちゃんと見たのが初めてでした。
今見ても全然面白いです。
シリーズ通してオススメ。