【映画感想】ジュラシック・ワールド(2015)
2015年。
ジュラシックパークシリーズ4作目。
1はともかくとして2,3は恐竜から逃げ回るパニック映画という印象でしたが、今作は1のクライマックスにあるような人間と恐竜との友情を感じさせる点で原点回帰を感じました。
例によってヒロインは最初微妙ですが後半は意外とよかったです。
主人公、ヒロインの声は芸能人枠でそれぞれ玉木宏と木村佳乃が当てていますが少なくともMI6のDAIGOと広瀬アリスよりは全然よかったです。
特に玉木さんは以前にも何かで声を当てていた記憶があるので場数も踏んでいるためか悪くなかったです。
クライマックスの恐竜大戦争は迫力がありました。そして冒頭で鴨川シーワールドみたいなことをやっていた巨大なワニの恐竜が一番でかくて最強でした。やっぱりワニ。
最後は人間とちっさい恐竜とでっかい恐竜のシンパシー的なものを感じさせるのがよかったです。
ただ、主人公たちを襲っていた恐竜とヒロインが9番ゲートを解放させて出てきた恐竜がどっちがどっちだかわからなくなってしまいました。似てるので。
全体的に1を感じさせる流れで1が比較的シリーズでは好評なため正直悪くはなかったです。普通に楽しめました。
キャラ設定もわかりやすく、正義漢の正統派主人公にシリーズ伝統の少し問題あるヒロイン、子供キャラ(今回は兄弟)、どっちつかずの同僚、典型的な悪役とテンプレ通りのキャラが一通り揃っていてストーリーも王道なのでエンターテイメントの最低保証的なものはあります。
ファミリー向けに今回も振ってきているのでみんなで見ましょう的な感じです。