1992年。
ジャン・クロード・ヴァンダム、ドルフ・ラングレン主演。
冒頭で主演の2人が相打ちでいきなり死にます。
25年のときが立ち2人はユニバーサル・ソルジャー(改造人間)として蘇ります。
2人は命令に従っていましたが、まず最初にラングレンが思い出し自我を取り戻します。
しかし彼は死んだ瞬間の記憶により未だに戦場にいると思い込んでいて凶暴。
その前にヴァンダムがヒロインを連れて逃げ出してそれを追うというミッションがありました。
やがてヴァンダムも記憶を取り戻し、2人は最後に戦うという感じです。
この映画いかにもB級な感じがしましたが。個人的に好きな部類の映画でした。
シンプルでわかりやすいストーリー。お約束のコメディーパート、目をみはるものこそないものの及第点のストーリー展開、お約束の胸熱・・・こんな感じのです。
ヒロインのキャラも好みでした。世話好きの姐御肌という感じで。
ヴァンダムは役柄上すっぽんぽんで動き回るシーンがあるため、ターミーネーターを彷彿とさせます。
ヴァンダムが間の抜けた顔が妙にかわいらしく、ヒロインが右も左もわからない子供のお世話をしているという図にほっこりします。
ヴァンダムがなんとも言えないおとぼけ顔でドラゴンボールの悟空みたいにバカみたいに飯を注文するとこも個人的に好きです。
途中でトレーラーが崖下に転落するという激突!(スピルバーグのデビュー作)のような描写もありました。
ただヴァンダムは故郷に帰りたいというピュアな願いで動いています。そういえばずっと少年のような顔をしていたように思います。
最後のラストバトルではヒロインが死んで(実は死んでないけど)超サイヤ人のように覚醒するシーンもこれまた一昔前の少年漫画のようでいい。
最後故郷の家がバトルにより半壊しちゃいますけど両親がご無事でよかった。25年も待たせて人死が出るのは見てるこっちとしても嫌ですしね。
ヒロインも生きててよかった。このヒロイン結構好きなんで。
なんか見てるうちに結構キャラクターに思い入れが出てきちゃってそんなに凝ったストーリーでもないし粗や雑なとこもありますけど見終わったときには好印象を持ちました。
出来はそんなによくないかもしれないけど、好き。
ユニバーサル・ソルジャーはそんな映画となりました。