【映画感想】フルスロットル(2014)
2014年。
ポール・ウォーカーの遺作(彼の主演作で)。
2004年のアルティメットのハリウッドリメイク。私はアルティメットは見てません。
冒頭からリュック・ベッソンらしい流れるようなアクション逃亡シーンが展開されます。
2つの勢力が出てきます。
政府とブリックマンションというアナーキーな地域に住むアウトローな人たちです。
マンションは要塞のような巨大な建造物で政府が手出しできないという感じ。
ある日政府のトレーラーから爆弾つきミサイルが盗まれます。
それを取り返すためにポール・ウォーカーがマンションの立地に詳しい警官殺しの男と潜入。
雑魚とのバトル、身長2m超えの中ボスと戦ったりしつつボスと爆弾をめぐるやり取りが展開されるところまでいきます。
さて・・・という流れです。
この映画の面白いところは最後ですね。
今までの前提が180°覆ります。
爆弾はわざと政府がこれみよがしに盗ませたもので、解除コードを入力するとその場でドカン!
ブリックマンションを住民もろとも爆殺するためのトラップだったわけです。
ここでトラップの解除コードを入力しようとする主人公を悪役グループのボスと相棒が必死に説得(バトル込み)しだすのも面白いです。なんか主人公が悪いやつで悪役たちがいい人に見えてくる不思議。
悪役ボスもミサイル使って街破壊しようとしてたんですけど(金も要求するし)。
結局主人公はコードの最後の桁を押さず。
そしたら自然と解除されます。
ポールのオヤジを殺したのが悪役ボスじゃなかったという悪役ボスの証言も信じます。
その一連の事実が発覚してから、潜入捜査している側の主人公がブリックマンションの悪い連中と一緒に市役所を襲撃して爆弾を送り返す展開に。
そしてお決まりの録音(&遠距離撮影)で市長逮捕。
なんとか危機は免れた。というストーリーです。
シーンではめっちゃジャンプしたり壁蹴ったりする超人アクションが中々良かったです。
相棒の元彼女がM字開脚で女の敵をビル下に落とすというあっぱれなシーンもありました。
今までそいつらを倒すのが目的!という敵たちと最後に手を組んで徒党を組んで雇い主である政府(悪い市長)に反旗を翻すというのは予想外だったのでそこそこ楽しめました。