2004年。
デニス・クエイド主演。
自然災害系。
温暖化により地球規模でものすごい寒波が襲ったり嵐が発生したり大災害に見舞われます。
NYにも津波襲来。ディープインパクト(1999)のクライマックスシーンのような光景が前半から出てきます。
当時の技術レベルからしてもCGもがんばってるなぁと思いました。
この映画はB級自然災害系映画で見かける自然に科学力で対抗するとかそういうんじゃなくて、ただただ嵐が過ぎ去るのを待つのみ・・・という状況で進行していきます。
生存者を少しでも増やすために政策としてトリアージのようなもう駄目な地域の人は見捨てるということが劇中で起こります。
でもお父さんは頑張ってもうダメかも・・・なNYに息子を助けに行きます。命懸けで。
ただ待つのみ・・・となると地味になりがちですが、絶望的な状況でなんとか生存しようとみんなでがんばる様子が映し出されるため退屈は感じられませんでした。
父さんも雪道を基本ずっと歩いているだけ。ただ途中で隊員の一人が犠牲となったりします。
図書館にみんなで閉じ込められた時に外に行く派閥と中に残る派閥に分かれるところはポセイドンアドペンチャー(1972)を思い出しました。結果的に外に出た人は吹雪にやられてポセイドン・アドベンチャーでその場でとどまる事を選んだ人達のような末路になってしまいました。
ヒロインがタクシーの出っ張りか何かで脚を負傷して敗血症になってしまったのをなんとかするために船にある薬を取りに行くシーンで狂犬がいる必要はあったのか?と思いましたが何事もなく首尾よく薬ゲットだとちと物足りないかなという制作側の判断なのかなと感じました。
最後はずっと息子を探して歩いてきたデニス・クエイドが生き残った息子と再会してハッピーエンド。
感想は結構よかったですね。
がんばってるCGや演出、中だるみを感じさせない脚本で緊迫感、臨場感がありエンディングまであっという間でした。え?もう終わり?というくらい。
自然災害系映画としては結構見ごたえがありよかったです。