映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016)

2016年。

アニメーションスタジオであるライカ制作のストップモーションアニメ映画です。

 

日本を舞台にしていてとても雰囲気があります。

ストーリーは最後まで見ると凡庸という感じではありますが中だるみせずぐいぐい見せさせる力はあります。最後まで飽きずに私は見ることができました。

 

特筆すべきは独特の雰囲気とビジュアルの美しさですね。ストップモーションはうますぎなのかなんかCGじゃないの?と思ってしまいましたが、キャラクターは1コマ1コマ時間をかけて動かしていて背景がCGのようです。メイキングを見る限りは。

 

それにしてもメイキング(というかエンディングの一部)で中盤に出てくるデカイ骸骨を動かして撮影しているカットが入りますが思いの外大掛かりで正直ここが一番びっくりしました。え?こんなに手間暇かかってんの?と。

 

ストーリーは凡庸と前述しましたが子供のみならず大人でも十分見れます。伝説の武具探しはRPGみたいで面白いですしお供のお猿さんとクワガタさんのアクションシーンも凝ったものでよくストップモーションで動かしたなぁと感心します。

ただラスボスがちょっとダサくて残念でしたね。

最後は美しい終わり方をしますがよく考えたらクボ(主人公の少年)は肉親を失ったことに代わりはないんですよね。でも村人たちと無害化した月の帝たちがついていますし救いようはないようであるのかも?なんてことを思い出した。

 

CGっぽいかもと前述しましたが、ホームメイドな温かみの片鱗は感じました。

あえてカクカク感のあるほうがより手作り感がでそうなので、もうちょっと粗くてもよかったかもしれません。高品質の裏返しですね。

 

なんとなく昔やったカプコンの大神というゲームを思い出しました。