【映画感想】モンスター・ホテル(2012)
2012年。
ソニー・ピクチャーズ制作の3DCGアニメ。
吹替版を鑑賞。
人間に妻を殺されたヴァンパイアが主人公。彼が経営する怪物たちが集まるホテルが舞台です。
彼らは長生き。
そして人間をずっと脅威に思っています。
時は流れ、現代に。相変わらず人間を嫌っている主人公と魔物たち。
でも現代になっているので人間界で魔女狩り的なものは行われてません。
ある日娘が人間で言うところのティーンエイジャー世代になり外の世界を見たいといいます。
主人公は自作自演をして娘を騙します。人間は危険だと植え付けるために。
ひょんな偶然から人間の青年が怪物ホテルのある魔境に足を踏み入れます。主人公は彼をモンスターの変装を施して紛れ込ませます。
青年と主人公の娘は恋に落ちます。一生に一度しか出会わない運命の人でした。
中盤ドタバタがあり、青年はホテルを去ることに。娘には親父の自作自演等がバレていわゆる「転」に。
そこから親父が娘の一生に一度の恋の相手が青年だということに気づき、飛行機に乗った彼を必死に連れ戻そうとします。さてどうなるか・・・という流れです。
子供向けに作られたCGアニメとしては王道路線で起承転結もしっかりしています。テンポはいいですが展開にやや物足りなさを感じますが、シリーズ物の第1作と捉えれば十分及第点に達しているのでそこはOKでしょう。
子離れできない父親と娘、愉快なモンスターたち、FF7のゴールドソーサーに出てくるゴーストホテルを彷彿とさせる雰囲気あるホテルの内装、チャラ男の青年が風穴を開けて新しい風を吹き込む・・・等いろんな要素があってそれなりに楽しめます。
キャストの感想としてはオリラジ藤森のはっちゃけっぷりが目に付きました。完全にオリラジコントのノリでよくOKでたなと。山ちゃんと同じくらい存在感がありました。