映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002)

2002年。

コナン映画6作目。野沢尚脚本。

 

バーチャルマシンの中に入ってシャーロック・ホームズのいた世界に入り込みジャックザリッパーを倒せばゲームクリアというゲームをするという話です。

 

ルールはなんとなくジュマンジウェルカムトゥジャングルっぽいです。ただしオワタ式で一度死ぬとアウト。50人いる参加者の誰か1人でも生き残っていればリアル世界で全員復活。ゲームオーバーで全員死ぬというものです。

 

50人は5つくらいあるアトラクションに各々分かれて参加しますが、コナンらと金持ちクソ息子たちはホームズのいたロンドン、ベイカー街のアトラクションに参加。前述ジャックザリッパーというラスボスを撃破すればクリア。という感じです。

 

感想は面白かったです。バーチャル空間での話なんですけど、前作、天国へのカウントダウンの終盤の展開よりはリアル感はまだありました。

 

今回はフーダニットじゃありませんでした。現実世界の犯人は古畑形式で冒頭で犯行シーンが明らかにされ、凶器と動機について工藤優作がコナンの代わりに探偵となって追い詰めます。コナンはバーチャルでゲームクリアを目指します。

 

なので殺人事件という殺人事件は起きず、手がかりをヒントに自分の足(と仲間の支援)でラスボスを見つけ出すというミッション系なのがちょっと斬新でした。

 

話の筋や伏線もしっかりしていてなるほどと思うことが少なくなかったです。ちなみに一緒にいたコナンをメガネ呼ばわりする子供の正体には最後まで気づきませんでした。

 

コナン・ドイルの小説の登場人物のモリアーティとか出てくるのでそっちに明るい方は世界観含めより楽しめるかもしれません。ホームズはちょっとしか出てきませんが。

 

他キャラの退場の仕方に対して多少雑に思うところもありましたが、それは細かいことで大筋は面白かったので結構楽しめました。