映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】バンディダス(2006)

2006年。

ペネロペ・クルスサルマ・ハエック主演。

 

上述の美女二人が大活躍するウェスタンコメディー(お色気あり)です。

 

2006年時にペネロペ32歳、サルマ40歳ということで結構いってるんですけどそこまでおばさんしてないのがすごいです。若くもないですが。

 

ストーリーはサルマ・ハエックの父が悪いやつに殺されてなんだかんやで同じ目にあったペネロペといっしょにその悪いやつを追い詰めるためにがんばるという感じですが、道中やんちゃなことをやります(銀行を襲うとか)。

 

勢い任せなノリで主人公補正もたっぷりなので緊迫感とかシビアさとかはなくお気軽お気楽に見れると思います。

 

中盤にはヒロイン(男ですけど)ポジションの男性刑事がベッドに縛り付けにされてエロい格好をした二人の美女にキスされまくるというサービスシーンとかもあります。

 

後半には荷重がかかるとベルが鳴るセキュリティーシステムが出てきたり、クライマックスにはスロー演出のいかにも見せ場ですよ的なバトルシーンもあり要所要所で頑張りを見せていますが、全編通して漂う中途半端で尖りのない雰囲気は見過ごせるものではなく、結局主演の美女二人の見た目パワーでゴリ押した・・・という印象です。

一人の男を巡って取り合いをするわけでもなくちょっとしたマウント合戦で真剣味も足りません。コメディーなので致し方なしですが。

 

結局ヒロインの男性はもともと別にいる恋人のもとに。その二人が列車に乗りながらキスしているシーンを呆然と見つめる美女二人というエンドに対して爽快感は残念ながら感じられませんでした。哀愁感とか、いままで見てきたこの2時間はなんだったんだ・・・というような時間盗難感も。

 

美(熟)女見ればばそれでOKな人はどうぞという感じです。