【映画感想】映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021)
2021年。
クレヨンしんちゃん劇場版。
AIが効率的にエリート教育を行う学校にしんちゃんたちかすかべ防衛隊の面々が1週間の体験入学をすることに。
学園内の施設は豪華絢爛。
ところが、エリートポイントなるシステムがあり、エリートとして好ましい行動を取るとポイントが加算、NGな行動を取るとポイントが減ります。
元来エリート志向の風間くんは仲間がポイントの足を引っ張ること(特にしんのすけに対して)にフラストレーションがたまり、しんのすけと喧嘩をし、仲間から離れることに。
そしてエリートになるため魂を売り悪魔の誘いに・・・
という流れです。
今回のしんちゃんのストーリーの軸は謎解きメインだったように思います。
ちなみに私は真犯人の正体がわかりませんでした。
ただ、最後らへんの流れは読めました。
今回のメインは明らかに風間くん。
風間くんの出番が長い劇場版しんちゃんは割といい作品が多かった気がしますが、終わってみれば今作もなかなか良かったのではないかと思います。
気になったのがエリートという言葉に対してネガティブな点ですかね。
まぁ子供向け作品でよくあることなんですが、エリート=悪という風なステレオタイプな使われ方をしています。まぁフィクションなんで深く立ち入るとこじゃありませんけど。
ボーちゃんの恋物語、マサオが不良になるサイドストーリーの比重も割と高かったため、ネネちゃんがやや薄く感じました。
オリキャラの走ると変顔になる中学生の女の子のほうがどちらかというと目立っていました。
最後はドンチャン騒ぎになりますが、前半で各キャラに絡んだモブキャラの活躍場面もちゃんと用意されているため、まとまりが感じられました。
個人的にはちょっと”ケツが過ぎる”というくらいやたらめったらお尻が出てきてちょっと辟易しましたが、全体的にはいい感じなんじゃないかと思いました。