映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】トレマーズ(1989)

1989年。

ケビン・ベーコン主演。

 

人食いモンスター・グラボイズが大暴れするシリーズの一作目。

 

8年くらい前に午後ローのトレマーズ4作一挙放送でこのシリーズはブランドライン以外は見たことがあります。

1作目は地中を高速移動する賢いモンスターでしたが、2作目では歩けるようになり、3作目では空を飛ぶようになりました。4作目はちょっと忘れました。時代が昔になったのは覚えてます。

主人公が交代していくシリーズという印象もあります。2作目ではケビン・ベーコンの相棒だったフレッド・ウォードが主役になり、3作目以降はバート役のマイケル・グロスが主役になってました。確か。

 

正直2作目以降はおバカ系サメ映画とかによくあるB級映画のようなしょーもなさ(緊迫感なし、おバカ)がありましたが、1作目は緊迫感や心理戦、駆け引きという急とおちゃらけな緩のバランスが良く楽しめます。

 

最初に見たときはめっちゃおもしれーと思いましたが、ストーリーの概要をおぼろげに知っていると若干のテンポの悪さも感じてしまいます。前中盤は特に。

 

人間側、グラボイズ側ともに知恵を巡らせ傾向と対策を練り”いたちごっこ”していく過程が面白いです。

各キャラもキャラ立ちしてます。

主人公は若さ溢れる勇気と行動力を持ち合わせています。でも経験知識はまだ未熟。それを補うのが中年の相棒。両者とも足りていない地学の知識を有するのがヒロイン。銃火器系の戦力担当はバート夫妻。それに悪ガキを筆頭とするモブキャラたち。

 

グラボイドたちは3匹くらい賢いのが居て、退治していきますが、残っているやつほど頭がよく、一回受けた攻撃方法はもう通用しません。一度うまくいった作戦の流用ができません。

 

終盤にはブルドーザーで逃げることを先読みして事前にコースを予想し落とし穴を設置したり、一度食らったダイナマイトを2度目は跳ね返したり、フェイントをかけて油断させたりと思わず”んなアホな!”と言ってました。

最後は重火器で決着じゃないのがいいですね。ケビン・ベーコンのとっさの閃きで賢く倒します。

 

二度目も面白かったですけど、これから初見の人は結構うまく出来てる作品のためより楽しめるのではないかと思います。