1999年。
ロビン・ウィリアムズ主演。
アンドロイドが主人公の映画です。
この映画最初は心優しい感情が芽生えたアンドロイドと人間家族の心温まるハートフルストーリーなのかと思いましたが、物語は全く予想のつかない流れになっていきます。
ネタバレを見ないほうが楽しめる映画だと思います。
時系列経過が頻繁に挿入されるため情報量が多く実際の上映時間よりも体感的にやたら長く感じられます。
と言っても私が見たのは2時間強の上映時間を90分程度にしたサタシネ版ですが。
構成的にはちょっと僕のワンダフルライフっぽくもあります。転生はしませんけど。
劇中で本当にいろいろなことが起きるのでついていくのが大変でした。
同時に重いテーマ含む考えさせられる内容も大いに含むため咀嚼するのも一苦労です。
昨今AIやらシンギュラリティーとかいう単語も聞くようになったため、1999年公開当時よりかSF感は薄れているようにも思われ、もしかしたら2100年とかになるとこの映画みたいなことになっちゃうんじゃないかという説得力も当時より出てきたため単なるSFではなくもしかしたらリアル世界でもこうなるんじゃないかというリアリティーのようなものも感じられました。とは言え最後みたいなことには流石になりそうにないなというのが現状ですけど。
考えさせられる重いテーマといいましたけど、それはあくまで背景に隠れてるもので本編は単純に面白いです。ユーモア、エンタメもまた内容に多く含まれているため堅苦しさはありません。
最後まで先が見えない作りになっているため最初から最後まで楽しめました。
ただ個人的にはロボのバージョンアップが佳境に入り性に本格的目覚めるあたりから若干頭がクラクラしました。
何というか展開は頭の中では受け付けてるんですが(まぁフィクションですし)、どうにも愛の一方で気持ち悪さも感じてしまうのはなぜなんでしょうかね。
無機質イメージのあるアンドロイドが人間の性衝動を持つという展開に!!??を感じてなりませんでした。
最後はまぁうまくまとめたなという感じです。
総合的にはボリューミーで先が読めないストーリー、意外性のあるとんでも要素等もたっぷり含まれていて見ごたえのある作品でした、
それにしても1999年にこんな映画が公開されてたんですね。
いろんな意味ですごい映画です。