【映画感想】バウンド (1996)
1996年の映画。
サタシネでやっていました。
主な登場人物:
ヴァイオレット→シーザーの恋人
コーキー→レズビアンの女泥棒(刑期5年で出所)
シーザー→マフィアの構成員
冒頭からヴァイオレットとコーキーの女性同士の濃厚なラブシーンが展開されます。
ここでこの映画は以前テレビで見たことがあることに気づきました。
しかしストーリーは全然覚えてません。
内容としてはレズビアンの二人がマフィアの金200万を横取りしてトンズラしようする物語です。
しかしバレます。
中盤のシーザー(ジョー・パントリアーノ)の演技が良かったです。最初は脇役の一人かと思いきや思った以上に目立ってました。
というかある意味主人公です。
勘違い(ヴァイオレットが仕組んだものですが)によりパニックになり兄弟ファミリーのボス親子を殺害して、銃声で駆けつけた警官に対処するために大急ぎで死体や殺害現場の血を慌てて処理(絨毯で隠す)します。言い訳として補聴器が壊れたという設定で聞こえにくかったからテレビの音量をでかくしていてその銃声だろうと言い訳します。部屋の中血の臭いとかしないのかなと思いましたが。
女性二人が立てた計画がバレたあと、
自分のボスからも電話があり自分が殺っちゃった兄弟ファミリーのことも隠します。来なかったと。
ボスに200万の金を渡す手はずになっていて取りに来ます。この間に女性二人から金のありかを聞き出さないといけません。女性二人はボスが来るまで時間稼ぎします。見つからないとシーザー側としてもアウトだからです。在り処を吐いたと思いきやそれを確認するすべがなく焦るシーザー。そこにボスが。なんとかやり過ごそうとします。
嘘を嘘で塗り固めいていくシーザー。なんだか古畑任三郎の犯人に思えてきました。
口八丁手八丁で警官を撒いたり、ボスのミッキーを撒いたりします。
後者はヴァイオレットの介入があり、そこからストーリーはラストに向けてなだれ込むわけですが、ヴァイオレットがボスに電話をして揺さぶったりとなかなか面白い展開が続きますが、最後は割とあっけなかったです。
この映画のMVPはシーザーですね。ヴァイオレットは目立っていましたが、当初主人公だと思われていたコーキーは後半あまり活躍しませんでした(活躍なし)。
女は怖いなぁと感じさせる要素はありましたがこないだサタシネでやっていた白い肌の異常な夜ほどではありませんでしたね。
エロ系かと思いきや、思わぬ方向に展開は転びわりと楽しめました。