映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】グリーン・ゾーン (2010)

2010年の映画。

 

イラク戦争をテーマにした映画でマット・デイモン主演。

 

まず画面が見づらいです。演出というんじゃなく常にカメラが手ブレで揺れている撮影手法のためそこが気になります。

 

ストーリーは淡々としています。淡々と偽情報に踊らされ淡々と失敗し、淡々とストーリーは次のフェーズに移っていきます。

 

印象は地味な映画だということです。戦争ものなので自然とそうなりますが男ばかりです。紅一点の女性もおばちゃんです。しかし最後にイラク人の通訳の男が予想だにしない事を起こしてびっくり。こはよかったです。

 

とはいえ戦争という重いテーマを扱っているので軽いエンタメ作品を見るつもりでこの映画に入ったのは失敗でした。重い=淡々、地味に変換されてしまうからです。

インターネットを見てみるとイラク戦争の原因で「大量破壊兵器」という単語がかんたんに出てきます。この映画は実話を元にしたフィクションなので前提知識として最低限抑えておけばもっと没入できたのになぁと思いました。

陰謀に関しては911に対する報復が米国民感情で高まっていて政府としては戦争を欲していて、そのために中東の国と戦争する必要があったというのも納得ができます。戦争はお金も儲かりますしアメリカにとっては一石二鳥です。

プラトーンにいまいち没入できなかったのも見るための準備が足りなかったのだと思いました。