1997年の映画。
火山映画。
トミー・リー・ジョーンズ主演。
ロサンゼルスの街なかで火山が爆発し、溶岩が街になだれ込み火の玉が街を襲うという状況になります。
主人公はこれをどうにかするために動くという物語です。
火山が目に見える火山ではなく地中に埋まってるというのが面白いです。
溶岩をせき止めるためにバリケードを作ってヘリや放水車で水をぶっかけまくって止めたり、地下トンネルを流れる溶岩の流れの軌道を変えるための作戦としてビル一棟爆破してなぎ倒したりという作戦がことごとくうまくいくというご都合主義な面もありますけど見ごたえはありました。
ただいまひとつ物足りなさが残りました。
印象に残ってるのは地下鉄の中に閉じ込められた人を救うために犠牲になった隊員の人です。運転手を投げて焼死してしまいました。
あとは大柄な黒人の兄ちゃんがバリケードを運ぶときのシーンと、ラストに子供が言った「みんな同じ顔」というところです。皆一丸となって災害を克服した顔には火山灰がついていてました。黒人も白人もグレーの顔になっていました。
ただ?と感じる点も少なくありませんでした。序盤でバスのタイヤを撃って横倒しにしたのは意味あったのかと思いました。さらに言えばビルを倒したのもそれは必須なのかという疑問も湧きました。細かいことをさらに言うとやけに聞き分けがいい隊員たちや迅速に作戦が実行されるシーンは現実だとぐだって難しいだろうなぁと思いました。
主人公の子供の女の子が美人、地質学者の人もわりと美人と女性人はきれいな人が二人いました。最初何もできなくて足手まといになり、自分の父親の立場をわかることができずに自分自分だった娘が病院や子どもたちとの交流を経て成長していく姿を描きたかったのかなぁと思いましたがそれがいまいち伝わってきませんでした。しかし災害から人類を救うことが目的なので文句はありません。
まだ一回観ただけなのであれですがダンテズ・ピークのほうが少し私の好みかもしれません。