映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】クロニクル (2012)

2012年の映画。

 

SF映画です。地面に空いた謎の穴に潜り込んだ3人の青年が超能力を手にするという導入です。

 

正直微妙でした。まず終始カメラで主人公が撮影しているていです。主人公がいないところは主人公の友達の女友達が撮影したりとなぜわざわざこういう演出方法を取っているのか最後に明らかにされるのかなと思っていましたがそれもなかったです。

 

 

超能力を手にした3人の青年。主人公、主人公のいとこ、人気者の黒人の青年の三人です。

 

主人公は今にも死にそうな病気の母親がいます。父親はいろいろあって酒浸りになり息子にもあたりが強いですが、妻に対しては優しさを注いでいます。

 

主人公は超能力を手にしてからは一番その能力をうまく扱っていました。他の二人にはできない「細かいこと」ができる才能があったのです。

主人公は陰キャで童貞です。学校でもカーストの下のほうでくすぶっているようなやつです。そんな主人公が人気者の黒人青年といっしょにタレントショーに出演します。かくし芸大会みたいなものです。

 

そこで超人的な大道芸を披露して一気にカーストの最上階まで上り詰めプールのある大金持ちの友達の家で絵に書いたようなハッスルをします。そこで知り合った女の子といい感じになりましたが、「誤発射」してしまい彼女に幻滅されます。そして友達を遠ざけるようになります。さらにオヤジに罵倒され、助けに来てくれた黒人青年も突っぱねてしまい激情にかられうっかり雷で殺してしまいます。しかし彼の死後後悔の念にかられます。この頃にはプッツンしてからかってきたクラスメートの歯を念じてすっぱ抜いたりします。精神が病み自らを頂点捕食者だと思い込むようになります。さらに学校で不思議なことが起これば同じ能力を持ついとこにも知られるわけで、そのことを問い詰められ精神的に追い込まれていきます。そこに母親が今にも死にそうな状況になります。薬を買うにもお金が足りず変装をして街で屯している悪い連中から強盗しますが足りず直接店舗に押しかけて金を巻き上げるなど暴走していきます。そして自爆して病院送りに。

 

そこでオヤジから母親が死んだことを告げられ、全身包帯姿なのにも関わらずオヤジに罵倒されブチ切れてしまいそこからはもう何でもありという状況になり主人公の暴走を食い止めるためにいとこがとどめを刺し、生き残ったいとこがいつかみんなで行こうと言っていた地で亡き主人公にビデオメッセージを吹き込むというところでおわり、え?と思いました。

 

CGもちょっと微妙ですし、もうちょっとどうにかならなかったのかと思いました。