【映画感想】クローバーフィールド/HAKAISHA (2008)
2008年の映画です。
大怪獣が出現した際に当事者が記録したビデオテープを見るという映画です。
ビデオの撮影者視点のドキュメンタリー仕立てなカメラワークで最初から最後まで進んでいきます。
手ブレも酷いもんですが、それが逆に臨場感を倍増させています。
臨場感により緊迫感が伝わって程よい緊張状態を観る側は維持できます。
ストーリーは愛する人を助けに行くというあってないようなものですがその臨場感のため最後まで見れちゃいます。
個人的には途中に出てきた変なでかい虫はいらなかったかなと思います。あの生物のせいで非現実感が出て没頭度が下がりました。
あと、命がかかってんのにカメラ守りすぎというのも若干気になりました。
でもありがちな作戦本部や軍部のおえらいさんたちが会議する災害系特有の描写がなくてそこは新鮮でした。
怪物の全体像がちらっとしか映らないのもいいです。え?何に襲われてんの?と怪物の姿がよくわからないという演出もいいです。そして最後にアップになりマンハッタンを襲っていた怪物の顔が顕になります。何が街襲っているのか姿がよくわからないというのが良かったです。
ヒロインの女優オデット・アナブルさんですが、どこかで見た名前だと思って調べてみたら日本のラックスのCMに昔出ていた人でした。
なんだかんだで最後まで飽きずに見れちゃいました。