2000年。
海難事故モノです。
一攫千金を企んだ漁師たちが100年に一度の大嵐に遭遇してしまいさぁ大変という物語です。
主演はジョージ・クルーニー、2番手にマーク・ウォールバーグ。
感想はいまいちノリ切れませんでした。
まず主人公一向の動機です。
結局の所一攫千金狙いということで私利私欲です。
そしてこうなっては何が起きても自業自得という心理が働いてしまいます。
被害が起きてもかわいそう・・・というよりでもあなた達そうなるかもしれないことわかっててそれやったよね?となっちゃいます。
タイタニックはなんの非もないお客さんたちが無能の船長やあんまり頑丈じゃなかった船によって殺されるので可愛そう・・・となります。
でも非が織り込まれちゃってるこの物語の登場人物に対しては何が起きようとも評価を厳しく見積もらざるを得ません。
クルーに対しては船長が無能なばっかりに・・・という同情はありますけど。
最後にあなたたちは勇敢な戦士たちでした、みたいなノリには首を傾げざるを得ませんでした。
ただ嵐のシーンは結構よく出来てたと思います。それなりに迫力もあります。
サイバイマンに油断して死んだヤムチャのような物語でした。