映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】オーバードライヴ(2013)

2013年。

ドウェイン・ジョンソン主演。

 

麻薬絡みではめられて刑務所に入った息子を救い出すためにオヤジが頑張る話です。

オヤジが潜入捜査。女検事とのやり取りとか話の流れに多少の強引さを感じましたが、中々スリリングなアクション映画でした。

 

ザ・ロック無双というわけではなく今回の彼の役柄はガタイが良い設定はあるものの至って普通の会社社長です。

服役していた人たちも雇用していて、その中の麻薬絡みの前科の人を利用して麻薬カルテルに潜入しますが、その前科社員はまっとうに人生をやり直しているところに波風を立ててまで利用しようとする主人公にちょっとした新鮮味を感じました。

やがて前科社員の妻もその事実を知ることになり、家庭に不和を引き起こします。これも全部主人公のせいなんですねぇ。

 

危険な橋を渡って実際に脚を撃たれて負傷してまで息子を助けるオヤジと釈放された息子の抱擁シーンは良かったですね。こんなオヤジがいたら一生ついてくよと息子の立場だったら思うかも知れません。

 

ザ・ロックの拳闘シーンとかはなかった気がします(むしろ集団暴行されてました)。アクションは輸送車で周りを囲んでる敵の車をぶっ倒したり、ショットガンでドンドンしますが、結局横転してしまいます。

それよりコンビの前科社員のほうが銃撃アクションやってて一瞬そっちのほうが主人公感がありました。

 

ザ・ロックが大暴れする活劇を期待する方には肩透かしでしょう。私はオヤジが危険なムショから出そうとなるふり構わず自分のみを呈して頑張る姿がよかったのでなかなかいい映画だったと思います。