映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ケープ・フィアー(1991)

1991年。

以前見た映画です。インパクトある映画だったので半分くらい覚えていました。

 

ストーリーは自身の国選弁護士の裏切りでムショ入りになったサイコパス犯罪者が逆恨みで出所後弁護士を執拗に嫌がらせをし出します。エスカレートしていき、弁護士一家は見の危険を感じるように。サイコパスは刑務所で読み書きを学んだり筋トレしてちょっとした超人になっています。ついでに火に耐性があり、ちょっとやそっとの火じゃびくともしないという特異体質もあり。

 

弁護士はサイコパスの挑発に乗り、脅迫をしたり、娘がちょっかいだされたことに激怒して私立探偵と組んで暴漢3人にサイコパスを襲わせます。サイコパスは大怪我を負いつつも暴漢をはねのけ、更には弁護士に脅された時の会話を録音しており、弁護士は逆にこっぴどいダメージを負います。

 

弁護士は旅行を偽装し、サイコパスが自宅に侵入した所を正当防衛で殺害する計画を立てる(実行犯は私立探偵)もののサイコパスに全て筒抜けですでに別口から侵入していたサイコパスに私立探偵とメイドが殺されてしまいます。

 

そのままケープ・フィアーという地に逃げ出した弁護士一家。しかし弁護士一家の乗る車の下にベルトで体を巻きつけたサイコパスも一緒についてきました。

クルーザーで過ごす一家の元にサイコパスが現れ・・・・さてどうなるか?という流れです。

 

 

感想はうわ・・・です。ずっとうわ・・・って顔しながら私はこの映画を見ていたと思います。

頭が切れる、悪知恵の働く知能の高い異常犯罪者に付け狙われる嫌悪感や恐怖を前面に出している映画なので狙ったホラーよりもよっぽどたちが悪いです。

微妙な法の網目をかいくぐって挑発して挑発の乗ってきたら倍返しで反撃を食らう。まさに手のひらで操られているようなそんな始末の悪さが不快でした。

 

後半は直接的になり、なりふり構わないようになっていきます。

デ・ニーロの演技は怪演と言えば怪演なんですけど、想定内の怪演と言う感じですね今見ると。どこかわざとらしいというか。狙っているというか。あと主人公の弁護士がなんかポンコツです。デニーロを際立たせるためにあえてそういうキャラ設定なんでしょうけど。

 

見ていていい気分にはなれない映画ですね。ホラー映画見たあとのような感じ。