【映画感想】ルパン三世 THE FIRST(2019)
2019年。
ルパンのCGアニメ。
テレビスペシャルのルパンをCGにしてみました的な映画です。
おなじみのメンツに今回限りのゲストキャラクター(女)、お宝と悪の陰謀が繋がっていてそれがゲストにも繋がっている。
敵サイドの才能に恵まれなかった博士とゲストも繋がっていて、ゲストはお宝に繋がっていてさらにその先にルパン一世とも繋がっている。
それが前半で徐々に明らかになっていき、敵の陰謀も明らかになるという感じです。
スパイコメディとして普通におもしろいです。ディズニー・アニメのような最低保証の安心感があります。
悪役の博士は悪と善のせめぎあいのような葛藤の末に善が勝つという人間ドラマがあるんですけど、悪役のヒトラー狂いのキャラは一辺倒でつまらないキャラでしたが、最後のどんでん返しがそういう敵の性格の虚を突いたものなのでまぁいいでしょう。
このキャラに声を当てていた藤原竜也はイマイチでしたね。
同様に芸能人特有の違和感をゲスト役の広瀬すずも出していましたが、ゲストがまだ人生経験未熟な(頭良い設定ですが)キャラ設定でそのキャラ設定と広瀬さんの声優としての初々しさがいい方向に作用して違和感はありつつも好印象を持ちました。
90分とコンパクトながらも起承転結の手堅い構成、いつものルパンらしさを作品にちゃんと落とし込めていたので個人的には高評価です。まぁいつものルパンって感じですけど。