映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】インターセクション(2013)

2013年。

ジェイミー・アレクサンダー

 

いろいろな陰謀が渦巻いてそうな感じの映画です。

 

富豪と結婚した女。影では若い男と不倫している。後に富豪はその若い男と繋がっていて妻をスパイしている。妻は妻で夫の隠し口座を狙っている。

若い男と女は富豪を殺そうとしている。カネ目当てで。そんなドロドロな陰謀渦巻く中砂漠で事故ります。いろいろな人たちが巻き込まれます。

事故って砂漠で生き残った4,5人がこれからどうしよう・・・となり、その中にいた犯罪者が女に惚れて狙いだし、軍にいたっぽい感じの謎の修理屋に赤ん坊を抱いた別の女性がいたり・・・犯罪者は場を仕切りだし銃も持っている。一方若い男を口封じのために殺そうとする女、しかし邪魔が入りやめる。そのうち若い男が目を覚まし・・・みたいな設定は結構面白そうです。

 

ただ、若い男があっさり犯罪者がカッとしたとかの理由で退場したり主要人物が別の主要人物の気分で殺されたりというようにストーリーを面白くする都合よりキャラの気持ち優先みたいな感じなので、ストーリーを面白くしそうな人も容赦なく消してしまうので若干のぶつ切り感も感じました。その際の演出もあっさりしています。

 

その砂漠のシーンでもこれ絶対どんでん返し的な何かがあるっぽいというような匂わせのようなものを察知したんですけど、淡々とキャラがやりたいようにストーリーが進んでいき、特に意外な展開とかもなく(盛り上がることもなく)終わってしまいました。

そこは残念でしたね。

予想では悪女が富豪の夫を出し抜いて勝ち女って怖いなと思わせるパターンかなと思いきやそうじゃなかったです。そっちのほうがまだ記憶に残ったかもしれませんが、女の設定がそんなに抜け目ないタイプっぽく描かれてなかったのでそうなるのも致し方なしかとも思いました。

 

緊張感がないため物騒なことが起きるのにまったりとした独特な雰囲気。個人的には緊迫感は映画を見る上で結構重要かなと思っているのでないよりあったほうがいい派ですけど、ながら見や体に緊張感を入れたくないときにはこんな映画の一つや二つあってもいいかなと思います。

ただ、お金を払ってこれだと微妙かもしれません。

 

どんでん返しがありそうでなかった映画でした。