【映画感想】グリーンマイル(1999)
1999年。
トム・ハンクス主演。
20年近く前にテレビで見た記憶があります。内容はほぼほぼ忘れており黒人がヒーリング能力を持つこと、尿道感染症で苦しむトムハンクスとラストの死刑執行シーンだけ覚えていましたが見ているうちに記憶が蘇ってきました。
舞台は1930年代アメリカのとある刑務所の死刑囚監房。今は薬品で死刑執行している(デッドマン・ウォーキング他を見る限り)みたいですが当時は電気椅子で死刑執行しているみたいです。
死刑囚冤罪で捕まった人知を超えたヒーリング能力を持つ巨大な黒人の死刑囚とトム・ハンクスを始めとする看守たちの交流を描いています。
フルバージョンは3時間と長い作品です。しかも大半が監房内のシーンなのにも関わらず中だるみは感じず最後まで飽きずに見られました。
スピルバーグは4回号泣したみたいですが、私は最後の死刑執行の時に一番若い同僚の看守がボロ泣きしてたとこでもらい泣きしました。
え?お前そんなに涙脆いやつだったの!と。トムとデヴィッド・モースが泣いちゃいけないポジションなので彼らが泣けない分の涙を彼は引き受けていたのかなと思いました。
悪役の冴えないジョニー・デップみたいな看守、サイコな死刑囚の人の演技も良かったです。
所長的なポジションのジェームズ・クロムウェルの演技もいいです。看守トリオと黒人が夜中に奥さん助けに急に来たときに彼の表情が怒り→戸惑い→期待→感動→安堵と感情の変化の流れをうまく表現していてうまいなこの人と思いました。
俳優さんたちの表情や演技が素晴らしい作品でした。