【映画感想】ネゴシエーター(1997)
1997年。
エディ・マーフィ主演。
アクション映画。
立て籠もり犯人を説得する系かと思いきやそれは最初だけな印象です。
サミュエル・L・ジャクソンの交渉人のような展開を期待すると肩透かしかもしれません。
中盤の路面電車を止めるシーン、最後の爆発はお金かかってそうですが映画としては凡庸な出来と言わざるを得ません。
というのも交渉人設定がイマイチ活かせてなく普通の脳筋アクションになっています。
一度捕まえた犯人があっさり脱獄。セキュリティーガバガバなムショです。
それとちょっと前に犯人の手下にヒロインが襲われたにも関わらず呑気に旅行に行こうとする主人公とヒロインというのも危機感に欠けるという印象です。旅行直前に犯人脱獄を知っても旅行を強行します。
相棒の白人刑事の出番も存在感も薄く、バディーものという気もしません。
とはいえ、B級映画でも問題ない方は頭空っぽにして楽しめる系なので全然OKです。
エディーマーフィーである必要があるのか?と考えたり逆にエディーマーフィーであったから見れたものだったのか?とも考えてしまいます。ラストシーンはマーフィーっぽさが出てましたけどそれ以外は基本真面目でした。
普通にどこにでもアクション映画です。