【映画感想】ラスト・ボーイスカウト(1991)
1991年。
ブルース・ウィリス主演。
かつてシークレットサービスだった探偵の男とフットボールのスター選手だった男。
その二人の男はいずれも事件を起こして今は転落。いわば負け組です。
そんな時とある事件が起こりこの二人がタッグを組みます。
そして共通の敵となる巨悪の存在がだんだん明らかになってきて・・・
この巨悪に二人が挑むという流れです。
まず、登場人部全員の口が基本的に悪いです。
主人公ウィリスの口が悪いためか娘も同じくらい口が悪いです。ウィリスは現在探偵をしていてその娘もまた探偵の才能があり、中盤に機転を効かせてウィリスのピンチを救ったり人質に取られたり結構娘のキャラは目立っていました。
事が動かず退廃的な雰囲気の前半は微妙でしたが後半からはテンポアップしてきて面白くなっていきました。
全体的にごちゃついているというか散らかっていて整理されていないストーリーという感じでしたが、その無茶苦茶っぷりが一種の味になっていてもうめちゃめちゃだなぁと思いつつも勢いとノリで最後まで突っ走ったという印象です。
終盤のかつて自分が救って且つシークレットサービス引退の引き金となった人物を救う(+腹パン、顔パン)という展開もちょっと熱いです。
終わり方もみんなが幸せになる未来を予感させる爽快感のあるもので中々良かったです。
あと端役でハル・ベリーが出演(当時25歳くらい)していました。