【映画感想】ギャングスターズ 明日へのタッチダウン(2006)
2006年。
ロック様主演。
少年院の悪ガキたちをアメフトで更生させる映画です。
日本で言うところのルーキーズですね。野球とアメフトという違いはありますが。ただ銃社会のアメリカが舞台ですので人死が出るのが日常茶飯事なので日本の不良同士の喧嘩よりもシビアです。
地域ごとに縄張りがあって、基本的に身内以外は敵みたいな中、同じ少年院に違う地域の不良たちが入れられ度々トラブルが起きています。
そういう状況下でロック様がコーチとなり不良たちを更生に導いていく・・・んですがそうはうまくはいかず・・・という流れです。
感想は普通にいい映画でした。
基本的に王道のスポ根で胸熱な展開の連続なので普通におもしろいです。涙を誘うシーン、いがみ合っている味方同士が試合を経てハイタッチしたり、敵のスパイに試合中に襲撃されて仲間が凶弾に倒れる等の驚きの展開もありつつ、最初にボロ負けした相手との対戦がクライマックスに用意されています。
最後はもう最高ですね。まさにスラダンの山王戦がそこにありました。一度負けた相手へのリベンジという点では陵南戦なんですが、試合内容は山王戦のように胸あつ。正直アメフトのルールはちっともわかりませんが、それでも普通に空気感やエネルギーに圧倒されて勢いで楽しんでいる自分がいました。最後にジュニアという最初の方で試合に出られずにベンチ入りしたムードメーカーなメンバーがいてそいつが最後の最後秘密兵器で出てくるところは思わず鳥肌が立ちました。こういうジャンプで連載されているスポーツ漫画みたいな展開はベタですが最高ですね。
試合の行方、その後もスラダンそのままでもうこれスラダンやん!と思わず突っ込んでしまいました。
エピローグではその後のメンバーたちの様子が明かされます。無事に更生できた子もいれば、そうでない子もいる、中には銃で撃たれて命を落としてしまった子も・・・そこはリアルだなぁと思いました。
THE王道と言った更生系スポーツ映画でしたが、満足度はとても高かったです。