【映画感想】リアル・スティール(2011)
2011年。
ヒュー・ジャックマン主演。
ロボットボクシング映画です。
鋼鉄製のロボがボクシングする興行があるという世界観。
息子をほったらかしにした挙げ句売ったりするクソ野郎が主人公(ヒュー・ジャックマン)。
母が死んで2ヶ月息子と暮らすことになります。
息子も親父のクソっぷりは知っていて微妙な親子関係なのが最初です。
この時点でストーリーが進むにつれて絆が深まっていき最終的に仲良しになるというのは予想がつきます。
息子は10歳ですがロボットに結構詳しい。
息子が拾ってきた時代遅れロボのスクラップを手直し。ジャックマンは元ボクサーで模倣機能を使ってロボを鍛錬。
試合前のダンスパフォーマンスも相まって知名度を上げていきます。
そして双頭の結構強いロボを倒してチャンピオンゼウスに挑むという感じ。
それと平行して親子の絆が紡がれていく過程が描かれるというオーソドクスな流れです。
こう書くと平凡なありがちなストーリーですが、それでも最低保障はあります。テーマとしては手堅いので。
やってることはボクシングですね。最初ロボがボクシングなんて子供だましじゃないか?と思って見てましたが、ボクシングというスポーツの本質は変わらないので、予想以上に熱くなれる自分がいました。
展開も「製作者わかってるな」というくらい王道で胸熱なものになっているため最後はロボが殴り合っているシーンに目頭が熱くなるレベルになっています。
親子の再生というテーマ、ジャックマンの元ボクサーという設定がうまく融合したクライマックスの盛り上がりは最高潮です。
細かい設定、展開の粗や雑なエピソード等気になる点は少々ありますが、もうそんなもんどうでもいいや、盛り上がりに身を委ねてしまおう・・・となり頭からっぽにして感情の赴くままに観てました。最後はまんまロッキーな気もしますがOKです。
子供向け感はありますが、大人の男は誰しもおっきい子供みたいなもんなので全男性は見ても損はないんじゃないかと思う映画、それがリアルスティールです。