2002年。
ジェニファー・ロペス主演。
DV夫の魔の手から逃げる母子を描く作品です。
若干ご都合主義なんですが、その分テンポ良く話が進んでいきます。ホラー映画のような演出も緊迫感を高めることにかっていてアクセントとしては中々グッドです。
ドアの仕掛けの伏線も面白かったです。最初何やってんだろう？と思っていましたがこういうことかと。
この手の映画の追われる側の女性がラッキーでそこらへんにあるもので殴って男を気絶させたりするんですけど、この映画では女性が格闘術を修行で身につけ肉弾戦に持っていきます。
最初はか弱い女性でしたが、最後は必殺仕事人にいつの間にかなっているというのがなんかすごいです。
ピッキングでDV夫の家に侵入し、狂気になりえるものを隠し、隠している拳銃を金属探知機で探知し、それも隠したりとまるでそれ専門の業者のようです。
あからさまに伏線を張っているので、最後のバトルの展開は手にとるように予想の範囲内という感じではありますが、修行で身につけた格闘技でじわじわ夫にダメージを与えていく展開が良いです。徐々に夫が顔を腫らせ、血まみれになっていく感じが生々しい。
最後は思っていたほどにはすっきりしませんでしたし、先も読めるストーリーだったんですが、全体的にテンポ良く進んでいくため飽きることなく最後まで見れました。
