2021年。
藤原竜也主演。
アウトローの手下みたいな感じの風体の小説家が主人公。
現実の出来事を小説の中に入れ込むということを日常的にやっていて、過去にそれでトラブルになったことも。
そしてまた今回もトラブルに巻き込まれ・・・みたいな流れです。
感想はなんか中途半端だなと。
構成トリックとして、今見ているこの映画は現実に起きていることなのか、それとも藤原竜也の頭の中の想像なのか?みたいな感じなのかなと思いましたが、蓋を開けてみると、現実に起きていることなんだなということが普通にわかります。それすら、覆るのかなと思いましたが、そういう終わり方でもありませんでした。
登場人物が多数出てきて、いろいろ繰り広げますが、個人的に説明不足感があり、情報の処理が物語の展開のスピードに追いつかず、理解できませんでした。
勉強とかで、なんとなくわかった気になる、感じに似ていると思います。
いろいろ複雑なので、3時間になってもいいからゆっくり丁寧に自然に情報を鑑賞側にわからせるような演出の工夫のようなものが欲しかったです。
原作はどうか知りませんが、映画はテクニックに走りすぎて、映画として大切な何かが抜け落ちてる、そんな感じがしました。
あと最初、伊坂幸太郎の小説が原作なのかなとも思いましたが、違いました。