映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】るろうに剣心 最終章 The Beginning(2020)

2020年。

佐藤健主演。

 

実写の最終章THE Finalとアニメの追憶編OVA、原作コミックは視聴済み(10年以上前ですけど)。

 

るろ剣エピソードの中でも屈指の人気を誇る追憶編の実写版。

巴役は有村架純

 

縁はちょろっと出てきますが最後に真っ白になって再登場はせず、志々雄が内通者を処理するシーンなし、巴の生理なし、キスあり、巴と暮らした住処を遺体ごと燃やす等原作を知ってるが故に気付ける違いはありますが、問題ないです。

 

基本的に原作準拠で進んでいきああこんな感じだったなぁとだんだん思い出してきました。

有村架純は復讐相手を愛してしまう内通者を演じていて、相反する2つの感情の葛藤に悩む難しい心情を宿す女性という役どころをちゃんと演じられていたと思います。

 

巴を斬ってしまうシーンも原作ではなんかご都合主義というかうっかりミスみたいな感じがしましたが、そこに至るまでの描写が実写版ではちゃんとしていたのである程度の納得感はありました。

 

原作通りすすり泣く巴を抱きしめるシーンこそありますが、剣心自体が巴の死に対してダイレクトに涙することなく死後日記を読むシーンで(俺が殺した・・)みたいな漫画的なシーンはなく、安易なお涙頂戴に走ることなくあくまでこれは実写映画なんだという割り切りはまぁ良いです。

 

まぁというのは個人的には多少安っぽくてもいいからわっかりやすいお涙頂戴成分がちょっとはほしいなと思いました。渋すぎます。

 

これで私はるろ剣実写版を全部観たことになりますが、これが一番良かったかもしれません。観たばっかというのもありますけど。