2014年。
スカヨハ主演。
韓国マフィアに脳みそを活性化させるけど24時間くらいで死ぬみたいな薬の運び屋にさせられた女性が主人公です。
体の中に手術でブツ埋め込まれます。
しかし男から暴行され、体内で薬袋が破裂。
その脳みそを活性化させる薬の成分が溶けだし、主人公の覚醒が徐々に始まる・・・という感じです。
突っ込みどころが満載ですが、そういうもんだと思えばなんとかついていけます。
そういうもんだと思わせるような劇中説明が優秀かどうかで没入度は変わってくると思います。
こちらの映画はちょっと勢い任せなの目立ち、正直そんな馬鹿なという感じではありました。
超能力というものの存在を私は信じてないため、サイコメトリーしたり、サイコキネシスのような遠隔物体移動をしたり集団強制催眠したりする描写に?となっておりました。
でもああ、たしかに超能力方面のアプローチもできるなと思いつつも、でもやっぱりそんなバカな感を払拭できませんでした。
脳を活性化具合が10%から始まり、20、30と増えていき、最終的に100%になるというのは中2っぽくて嫌いではありません。
マフィアとの抗争にしても、ボスを殺れるチャンスがあるのに中盤で見逃して、結局最後に襲われることになり・・・とにかくスカヨハをかっこよく見せたいというのが第一で脚本は二の次で投げやり気味という印象を受けました。ラストもなんか投げた感があり、え?それで終わりなん?と思っちゃいました。
60%くらいから、戸愚呂兄みたいに細胞を操って肉体操作したり、体から細胞を出してスパコンに接続したりとだんだんぶっ飛んでいきます。脳みそを100%引き出せればスパコン以上の計算能力がありそうなのに、わざわざスパコンに接続してあれこれするのはどうなのとも思いました。
最後は絵的に壮大になり、時間を高速で巻き戻したり、宇宙の始まりまで遡ったりしますが、あくまで絵的に壮大なだけなので1人で盛り上がってる感を感じてしまいすげーみたいな感覚にはなれませんでした。
そのため勢い任せにぶっ飛ばした結果最後に空中分解して投げた、そんな感じの映画でした。