【映画感想】ダイ・ハード4.0 (2007)
2007年公開。ダイ・ハードシリーズ4作目。
テーマはサイバーテロです。
序盤から交通網のシステムをジャックして街を混乱させたりします。
久々のシリーズでブルース・ウィリスは完全なスキンヘッドになっています。前作から時が10年以上リアルで経過しているためか娘がいる設定になっています。奥さんとは3作目同様あまり夫婦仲は良くないようです。もしかしたらすでに離婚しているかも。
オヤジが娘を救うためにがんばったり、都合の良い主人公補正がかかりまくっていてある種そこらへんによくあるアクション映画に成り下がってるなと思いました。
都合よく車を斜め上空に飛ばしてヘリを撃墜したり、崩れ行く高速道路のシーンでもどういうわけか偶然が重なってヘリの上を取ってトゥルーライズばりにヘリに飛び移ったりとウィリスをかっこよく見せるための演出をこれでもかとしています。そのため以前シリーズにあった仲間の協力や助力というのはさほどありません。相棒もガジェット専門という感じ。オタクデブがウィリスが娘が人質に取られていることを知って文句も言わず引き受けたところは地味によかったですが。
ラスボスはとても地味に殺られました。映画のヒットマンで47を演じていた人ですね。
しかし子分の中に明らかにウィリス以上の戦闘力を持つ(体術)が二人いました。一人は冒頭に出てくる女で体術でウィリスを圧倒していました。エレベーターに叩き込まれますが。そのシーンで一作目を思い出したました。オマージュですね。
二人目は後半に出てきた忍者のように素早い動きをする人です。カメラワークやアクションが妙に凝っていて関心しましたが運が悪くてすぐに退場してしまいました。
作られた年代が他三作とは離れていて毛色も別映画と言った感じなのはしょうがないとして、どうもご都合主義が目につき「そりゃねーだろ」の連発で個人的には1~3のテイストのほうが好みでした。