【映画感想】ソーセージ・パーティー (2016)
なぜこの映画が誕生したのかがまず疑問です。
トイ・ストーリーのようなアニメ調のグラフィック。となると子供向けに作られたんだなという検討がつきます。
しかしながら内容はえぐいド下ネタのオンパレードでとても親御さんはお子様に見せられないなとなるわけです。男性器をイメージさせるソーセージと女性器をイメージさせるパンがいて、ソーセージのほうがピストンがどうとか肉棒とか先っぽだけとかそんな会話を当たり前のようにします(それ以上のものもあります)。
終盤に悪の食材が人間の男をのっとるシーンがありますが、なぜか股間に寄生して主人公のソーセージを鷲掴みにする描写があったりと絵的にも狙いまくってます。あと多少のグロもあります。
最後は制作側も我慢できなくなりソーセージとパンを皮切りに全員で獣のようにおっぱじめます。
どういう層がこの映画のターゲットなんでしょうね。
人間に購入されれば天国にいけるという幻想を植え付けられた食材たちは人間たちに食べられて死んじゃうということを知りません。それを知った食材たちが反乱を起こすという物語です。人間相手に反乱を起こすわけですが、人間悪くないじゃんと思ってしまいます。だから全身が下半身のような食材たちが好き勝手暴れまわる映画だなと思いました。
終盤でやっと戦争が起こりますが中盤は中だるみして適当に聞き流していました。
戦争が終わってから食材全員が行為にふけるわけですが、完全にアウトです。食材であることをいいことにやりたい放題である意味実写映画のベッドシーンを通り越してもはやAVです。
子供に見せるのをはばかられるというか絶対に見せてはいけないレベルだと思いました。
トイ・ストーリーのようなものを期待してお子様と一緒に見て気まずい思いをしないよう祈りたいと思います。