【映画感想】ホワイトハウスの陰謀 (1997)
1997年。
ホワイトハウスで発生した殺人事件が起きます。その影には大統領を貶めんとする陰謀があった、さぁどうなる?という物語です。
ストーリーは結構練られています。逆に言えば練られているが故、登場人物の名前と顔を把握した上で腰を据えて見ないと誰が誰だかわからなくなっちゃうかもしれません。こっちが犯人だと思ったら違っていた、じゃあこっちが怪しい、でもそいつもスナイパーに殺された!みたいな二転三転も用意され、そんなこんなんで真相に近づいていき、最後に黒幕と真相が明らかにされるという王道サスペンスに仕上がっています。アクションシーンも及第点です。黒幕も往生際悪し。
ただ、個人的にホワイトハウスに興味があまりないしアメリカ国民でもないので真面目なサスペンスを見せられてもう~んという感じです。エディーマーフィー主演コメディのホワイトハウスモノのほうが個人的にはよかったですね。ガチとコメディを比べるのもナンセンスなのはわかってますが。
あと大統領が弱々しいのが若干気になります。よく大統領になれたなというような吹けば飛ぶようなへなちょこ大統領です。まぁ最後は見せ場あるんですけど。
ストーリーが複雑なので、おそらくすぐ忘れちゃうと思います。優等生という感じの映画なので。
ただ冒頭の平泳ぎスタイルの床拭きシーンはシュールかつインパクトある何気ないシーンです。こういうののほうが記憶には残るんですよねぇ。