1998年。
ニコラス・ケイジ主演。
ボクシング賭博で汚いことをやっている図が冒頭で示されます。その後殺人事件が起こり・・・という流れです。
まずこの映画の演出に目がいきました。画面を分割したり、俯瞰的に映して部屋の位置をわかりやすく示したりと。あとさり気なく女性の曲線美を随所に挿入することにより男性の中に眠る助平心を刺激します。
ストーリーはボクシング会場で発生した殺人事件を巡るサスペンスです。黒幕はやっぱりあの人で意外性はありません(制作側が意図的に隠そうとしているそぶりすら感じられませんでした)がそこそこ面白かったです。
解決パートは偶然の力によるものですし犯人の自殺シーンもなんかとても地味でなんだかなーと思いきや、汚職警官が英雄に→汚職バレ→裁判所とだんだん転落していくエピローグが結構面白かったです。
感想はまぁまぁかなという感じでしたがスネーク・アイズの裏の意味の解説を読んで見方がちょっと変わりました。
赤い目とチェックメイトの意味があるということをそこで知りました。
冒頭に出てきた赤い服の女性、ラストのコンクリのルビーの指環(午後ローでカット)、それが劇中で唯一裁かれなかったパウエルのその後を予感させるものだという解説を見てちょっと評価がアップしました。