映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】コピーキャット (1995)

1995年。

羊たちの沈黙やセブンのような猟奇連続殺人をテーマにした映画です。

エイリアンシリーズのシガニー・ウィーバー主演。

 

・過去に起こった連続殺人事件を模倣する快楽殺人犯

・彼を捜査する女刑事

・事件に巻き込まれる犯罪心理学者の女性(主人公、シガニー・ウィーバー

・冒頭の殺人鬼

 

が主な登場人物です。

 

物語は冒頭で殺人鬼に殺されそうになり屋外恐怖症になった犯罪心理学者が女刑事とタッグを組み犯人の手口を見破り、犯人を特定。犯人を刑事が射殺。という流れですが、終始犯人が一枚上手で先手先手をいかれます。

 

犯人の顔は視聴者サイドにはオープンにされています。

ラストもなんとなく想像がつくと思います(ピンチになるけど最終的に助かるんだろうなと)。鑑賞後の後味も悪いです。

おそらく多くの人はこの作品を平凡と評価するかもしれません。

 

 

でも私は面白かったです。

今回はへんな見方をしました。1.3倍速で再生しながらネタバレサイトを同時に見るという方法です。なぜそういう見方をしたかというと(おそらくは)カットされまくっているであろうテレビ放送(午後ロー)だったからというのもあります。カット部のストーリー補完の目的です。

そういう見方をして気づいたんですが結構集中できます。というか集中せざるを得ません。早いので集中しないと話が把握できません。把握できなかった部分は逐次ネタバレサイトで補完、ということで集中します。

集中力が高まると結果的に映画への没入度が上がります。なので映画の世界により入り込めるわけです。結構入り込むと冷静さがなくなっていき、冷静なときにはなんてことない展開や描写でも没入することで見え方が変わっていくという感覚がありました。そういう感覚になると脚本の粗もさほど気にならなくなります。シガニー・ウィーバーや犯人の熱演、開演もその没入に寄与しました。

まぁ、映画自体がめちゃめちゃ面白かったらそんなことしなくても勝手に集中するんですけどね。

そういった意味だと今作はやっぱり平凡な作品なのかもしれません。