映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ヘレディタリー/継承(2018)

2018年のホラー映画。

 

感想は、なんだかよくわからなかったけど見ごたえはなんだかんだであった、です。

 

新感覚のホラー映画で割と最近の作品です。洋ホラーなんですがどこか和ホラーの怖さも感じる作品でした。

びっくりさせる系じゃなく、何が起きているのかわからない恐怖というのが先行しました。

冒頭に出てくる娘の顔も素で(失礼ですが)なんか不気味で怖いです。その何考えてるのかよくわからない娘が割と前半で首をふっ飛ばされて死に(交通事故)、そこから変な現象が残された妻、息子を中心に起き始めていくという感じです。

 

この映画を見ているときの私の顔はおそらく終始困惑したような表情をして時折顔を歪ませ、ドン引きしたような顔になっていたと思います。

 

終盤で鼻の下にでかいほくろのある息子が教室でおかしくなり机に思いっきり頭をぶつける演技はすごかったです。よくこんな演技できんなと思いました。

娘の落書き帳を燃やすと妻の腕が燃えるという現象だったのに次やったときはいきなり夫が全焼するというのもわけがわかりません。

 

ラストのクライマックスは「何が起きてるかわからない感」がマックスになります。妻は天井に張り付いていて下には変なよーわからん白いおっさんがいて息子が追いかけまわされて、宙吊りになった妻は自分の首をギコギコ切断しだすし、なんか空中に浮いて高床の小屋に吸い込まれます。主人公もそこに行って次に目覚めたときに崇め奉られて現世に神が蘇った的な終わり方。

 

注意深く考察サイト等でストーリーを補完していけばなぜそうなったのかわかるのかもしれませんが、前知識なしで映画を見ている限り、若い男に憑依させて降霊させるみたいな感じというのは何となく分かるものの意味不明さのほうが大きく上回りました。

 

名作というわけじゃないですが、このホラー映画は個人的に新鮮に感じました。

見たあとの衝撃度は結構高め。