映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)

2018年。

ジュラシック・ワールド2作目。

 

主人公とクレアが帰ってきます。今回は獣医とエンジニアも仲間に。守るべき子供キャラも出てきます。

クリス・プラット演じる主人公は据え置き、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレアは前回よりむっちりしていたのは気の所為でしょうか。

男勝りなメガネっ娘の獣医は妙に印象に残る顔をしています。エンジニアの男の子は臆病者だけどいざとなったらやる系の三枚目キャラ。

子供キャラには恐るべき秘密が隠されています。

 

演出がとても派手で魅力あるグラフィック。前回以上にアクション・アドベンチャーしてます。

 

発端は恐竜島の噴火。このままでは島が死んでいます。政府は成り行きに任せて放置プレイの決断をしますが、保護するためにクレア動く!・・・という感じのスタートです。

 

前半は恐竜島が噴火で死ぬまで、後半は幽遊白書の垂金権造がやってそうな感じの下衆な金持ちの悪趣味恐竜オークションパートからラスボス恐竜のインドラプトルとの激闘からオチまで持っていきます。

 

恐竜島が火砕流に飲み込まれて島に残された恐竜たちが死んだり、クライマックスで毒ガスで死にゆく恐竜に対してどうすることも出来ない葛藤などが描かれていました。ベタですけどちょっとしんみりしました。

 

ようこそジュラシックワールドへ・・・に至るまでの演説はよくわかりませんでしたが全編通して進行がスピーディーで見やすいです。ただこのシリーズの宿命なのか主人公パーティーは聖なる加護に守られていて怪我はすれど大怪我や死ぬなんてことはありません。そんなご都合主義パワーで守られている主人公たちの動きにもすでに開き直りがあります。下手したら死ぬギリギリを攻めるようなアクションをしてます。例えば狭いトラックの狭い荷台の中に恐竜と閉じ込められた時に主人公がアクロバティックに恐竜と荷台の壁の間をすり抜けて脱出するシーンがあるんですが、タイミングがちょっとでもずれていたらぱくりと食べられて死んでます。

ラストのインドラプトルにクレアのレーザーポインタを胸にやらせて一騎打ちの時もタイミングとかずれてたらこれまた死んでます。

この二つではなく細かい所で一歩間違ったら死ぬな・・・ってな行動をスタイリッシュにやってるとこがあります。

個人的にはOKです。ワイスピも確かそんなんでしたし、映像の迫力で細かいことはどうでもいいや・・・みたいになっちゃったほうが視聴する側としてもいちゃもんつけるより得です。

 

今回は敵役の人の腕が引きちぎられた後に食べられちゃうシーンもあって前回よりちょっとグロめでしたけど派手な出血シーンはないのでお子様との鑑賞にも十分耐えうるレベルだと思います。

メッセージ性もありますがそれはおまけで何も考えずに楽しく恐竜パニックアクション・アドベンチャーを楽しみましょう。と言う感じの映画です。