【映画感想】ハドソン川の奇跡(2016)
2016年。
事前知識なしに視聴。
航空機にバードストライクで墜落しそう。結果ハドソン川に着水。
乗客全員無事。
奇跡だ!
というようにいきなり他の映画だったらエンディングだろ!というところから物語は始まります。
観終わった感想は
え?終わり!?
です。
意味深な白昼夢を見る機長のトム・ハンクス(老けたなぁ・・・)。
ここで私はこの映画サスペンスなの?と思って観ていました。エンドロールが流れる前に所謂「からの~」と思ってたんですがそのまま終わってしまいました。ちなみに90分とコンパクトな映画でした。
映画の内容は、メディアからは奇跡!だとか英雄だ!とかもてはやされる機長、一方で別にハドソン川に着水しなくてももっとスマートな方法はあるんじゃないか?と言い出す人たちが現れ、機長側に不利なシュミュレーションやデータが出てきます。
前半は事故当時の再現が流れ、後半は事故調査委員会の尋問に真っ向から立ち向かう機長と副操縦士が潔白を証明する流れになります。
丁寧に描かれていて好感の持てる作品です。ただ事故調査委員会の人たちがちょっと間抜けでした。人間の判断する時間を考慮に入れない完璧超人シミュレーションでドヤってました。そこを突いて機長たちはなんとか潔白を証明するんですが、観てる側としても乗客全員の命を救った機長にいらん手間かけさせんなや・・・と呆れちゃいました。
とはいえ、映画の作りとしては機長は本当に英雄なのか?どうなのかわからないような構造になっているので没入度は悪くありません。
航空機サスペンスかと思いきや実話を元にした再現VTR的な映画でした。