映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】きみに読む物語(2004)

2004年。

恋愛映画です。

 

年配の男性が年配の女性に物語を読み聞かせている場面から始まります。

 

この二人の関係は普通に考えると夫と妻です。しかし物語を読み進めていくとほんとにそうなの?という気がしてきます。

最後にこの二人の関係性がわかるようになっています。

 

妻は認知症を患っているということは序盤でなんとなく想像がつき、実際その通りでした。夫も生先長くはないようです。

 

 

この物語はこの二人の過去の大恋愛を描いたもので、身分違いの男女が仲を引き裂かれ、女は別の相手と結婚し、男は一人で昔二人が思い描いたドリームハウスを建てそこに住んでいて、寂しい夜を慰めるために未亡人と寝るというような生活をしている時に、二人は再会。焼けぼっくいに火がつき・・・という流れです。

 

二人の仲を切り裂いたのは女の母親なんですが、その母親もまた身分違いの恋を引き裂かれたという過去を持ってることが判明し男が1年毎日書き続けた365通の手紙を娘に渡す一連のシーンが印象に残りました。こういう過去があったからこそ反対しつつも手紙を保管していたことへの納得がありました。

 

物語はありきたりといっちゃありきたり。結末含め綺麗すぎるという展開を見せますが終わってみれば結構良かったです(最初はバカップルがキスしまくってもうお腹いっぱいという感じでしたが)。